最近宿泊施設での現場の課題を知った。きっかけは、宿泊施設や医療・介護現場の話を聞いたことだった。季節ごとに寝具を入れ替え、保管スペースを確保し、在庫を管理する。それが当たり前のこととして、何年も繰り返されてきた。病院や介護施設では、体温調節が難しい利用者の安眠を守るために、現場スタッフが神経をすり減らしている実態もあった。
「これは構造的な問題だ」と感じた。そして同時に、「テクノロジーで変えられる」とも思った。
AIが、「できない」を「できる」に変えた
正直に言えば、従来のやり方では、この製品は生まれていなかったと思う。
市場分析、素材の比較検討、導入シナリオのシミュレーション、販売戦略の設計――これらをAIをフル活用して一気通貫で進めた。専門チームが数ヶ月かけて行う工程を、大幅に圧縮できた。AIは単なる効率化ツールではなく、私たちにとって「事業を成立させるためのインフラ」だった。
製品の構想から販売開始まで、AIが伴走し続けたこのプロセス自体が、NU℃MOの一つの証明だと思っている。どんな会社でも、AIを使いこなせば、大きな課題に挑める時代になった。
売って終わりにはしない
販売開始はゴールではなく、スタートだと思っている。各施設の状況をヒアリングし、試用期間を経て、現場の声を聞きながら一緒に導入を進めていく。それがアンドロードのやり方だ。
AIで作り、人で届ける。その掛け合わせで、現場で働く人たちの「管理の負担」を減らし、利用者には一年中「ちょうどいい眠り」を届けていきたい。
道半ばだが、確かな手応えがある。これからも正直に、前に進んでいく。